目次
　まえがき
第五章　試練の始まり
　　墜落、落下
　　初めての神の啓示？
　　磐長姫の急襲
　　野外イベント木精（こだま）
　　南米の秘薬、アヤワスカ
　　深い瞑想の先は
第六章　前世療法
　　前世療法　パート１
　　前世療法　パート２
　　前世療法　パート３
　　前世療法　パート４
第七章　マクロバイオティック
　　マクロバイオティックとの出会い
　　久司道夫先生
　　クビ
　　マクロバイオティックで発想したこと

Ｏｎｅ　Ｃｏｉｎ　Ｂｏｏｋｓ
ワン コイン ブックス とは、
手軽に楽しめる錬堂ワールド本として、錬堂氏自らが著しシリーズで発刊していきます。

本文より

マクロバイオティックで発想したこと
　二〇一六年十一月十五日、夜明け前に目が覚めた。寝たのが遅い時間だったけど、嘘のようにからだと頭はスッキリとしていた。
　毎朝、気持ちよく起きるが、この朝は格別だった。
秋も深まり、朝晩が寒くなってきていた。
　藍染のパンツを履いて厚めのパーカーを着て、リビングのソファに座り、窓から東に目を向けた。
　水平線にうっすらと紫色の線が入っていた。
　「かぎろひ」の時間だった。
　急いで、リビングの電気を切って暗くした。
　今朝はいい天気のようだ。
　水平線を見つめながら、深い呼吸をした。秋の匂いのする空気が肺中にいきわたって、脳にも涼しげな空気がいきわたる。
　その時、「人類は猿の進化ではない」
　なにかが？、誰かが？　言ったような気がした。
　人は猿の進化したものではないって。
　なんだろう？
　ボーーーとしながら考えた。
　そうだーーだから、人によってはマクロの食事理論がピッタリと合っている人がいる。
　それは草食系の人だけで、人間の中でも、肉食系や魚食系、穀類系などやナッツが大好きでからだに人達がいるんだ、と発想したのだ。
　この局面でマクロに行ったことに感謝した。
　origin of life (オリジン・オブ・ライフ)
　「人間の原種理論」の誕生である。　　　　　　　　　　　　　（続く）

杉本錬堂（すぎもと　れんどう）
1950（昭和25）年 静岡県伊東市生まれ 。
海上自衛隊を経てパティシエとなり『菓子の木』を開業（ 27歳）。45歳から天城流湯治法としての健康法及び温泉療法をまとめ始める。
2001年、NPO法人錬堂塾を設立。2007年（57歳）1月から全国行脚を開始、4月にはペルーで開かれて世界民族長老会議に日本からのオブザーバーとして参加。
現在は、天城流湯治司として世界を股にかけ年間300日を超える旅を続けている。