教室の感動を実況中継! 先生、日本ってすごいね
ISBN978-4-88471-803-9
著者:服部 剛
定価:1,540円(税込)
46判 296ページ ソフトカバー
訂正とお詫び 本書268ページから始まる、18「『絆の物語~アーレイ・バーク』日本人の伝統精神と集団生活」の記述の中に、授業当時ではわからなかった事実が明らかになりました。 278ページに「その艦長の名は、海軍大佐トム・バーク。そうアーレイ・バークの孫です。」とありますが、著者が米軍基地の広報担当に質問したところ、「血縁関係はないと思われます」との返事があり、「孫」という記述は間違いであることがわかりました。ここに謹んで訂正の報告とお詫びを申し上げます。なにとぞご理解の上、ご容赦下さいますよう宜しくお願い致します。 平成28年11月1日 高木書房 代表取締役 斎藤信二 未来に生きる君たちへ“つなぐ” 「今の若者は」とは、いつの時代でも言われていることです。一教育者としてその責任の一端を感じます。 教育現場では、いまだ占領軍(GHQ)が引いた路線の上を走り続け、道徳の授業で立派な日本人を題材にしたり、日本の国柄の素晴らしいことを取り上げることはほとんどありません。 そのため、中学生の多くは何となく日本はいい国だと感じていながら、確固とした確信が持てないでいます。アイデンティティーが未成熟のまま大人になり、日本人としての気概が持てなくなっているのです。 そこで私は歴史と先人から学ぶ、「気概ある日本人を育てる道徳授業」を追求してきました。正義と勇気を重んじる日本人。謙虚で己の本分を全うする日本人。そして祖国日本に誇りを持ち、より良い国づくりに参画しようとする日本人に育って欲しいからです。 生徒達には、間違いなく日本人のDNAが残っています。ともあれ生徒達の授業の感想を読んで欲しいのです。(著者) 著者:公立中学校教諭の服部剛先生 授業づくりJAPANの気概ある日本人が育つ道徳授業の実践 まえがき 私は公立中学校に勤める一教師です。未来を担う中学生に日本の良さや日本に生まれた喜びを知ってもらおうと、道徳の授業で立派な日本人や日本の国柄の素晴らしさを教材化してきました。今、文部科学省が「道徳の教科化」を進めております。その一助になればと、私の授業をご紹介します。各項目はすべて授業実践報告です。生徒の感想は部分抜粋ですが、誤字やひらがなを漢字に直した程度です。つたない表現ながらも中学生らしい素直で純粋な心が伝わります。合わせて生徒たちの道徳的変容も味わってください。 目 次 まえがき 1「戦場の知事 島田叡~沖縄の島守」役割と責任 2「やまと心とポーランド魂」恩を忘れない 3「エルトゥールル号事件」感謝の心 4「ペリリュー島の戦い」崇高な精神 5「焼き場の少年・一片のパン」人間の気高さ 6「海の武士道~敵兵を救助せよ」生命の尊重 7「日本マラソンの父・金栗四三 三度のオリンピック」努力を続ける 8「佐久間艇長の遺書」役割と責任 9「柴 五郎中佐」勇気ある行動 10「上杉鷹山 為せば成る」誠実・責任 11「ユダヤ人を救え 樋口少将と犬塚大佐」差別偏見の克服 12「特攻隊の遺書」先人への尊敬と感謝 13「昭和天皇とマッカーサー」強い意志 14「空の武士道」利他の精神・人間の気高さ 15「日本ミツバチの団結力と日本人の美徳」集団生活の向上 16「板東捕虜収容所 松江豊寿中佐とドイツ人捕虜」寛容の心 17「台湾人に愛された八田與一」公正公平 18「絆の物語~アーレイ・バーク」日本人の伝統精神と集団生活 19 三年間、服部道徳を受けて生徒の感想 あとがき 服部 剛(はっとり たけし) 昭和37年(1962)神奈川県横浜市生まれ。 学習塾講師を経て、平成元年より横浜市公立中学校社会科教諭として奉職。 元自由主義史観研究会理事。現「授業づくりJAPAN横浜《中学》」代表。 著書『先生、日本のこと教えて~教科書が教えない社会科授業』(扶桑社) 共著『国境の島を発見した日本人の物語』(祥伝社) ブログ:授業づくりJAPAN横浜《中学》「日本人を育てる歴史と道徳」 http://jdjapany.blog.fc2.com/ |