内容

リーダーによって生まれ変わる組織を、私達はよく目にします。新型コロナ禍によって、日常生活をはじめ経済活動、国全体の在り方などに影響し、組織のトップの舵取りが問われる時代になっています。現在、経営参与事務所の代表を務める著者が、その経営指導体験から、職業会計人、中小企業経営者、政治家向けに３冊の本を出版。その３冊をセットにしたのが本書です。

いずれも「新型コロナ禍本番 大不況前夜の今!!」との認識に立ち、トップはどうあるべきかを提言

１冊目『職業会計人として中小企業を全力で守り切ろう!!』

２冊目『中小企業の経営者として社員と社員の家族を必死で守り切ろう!!』

３冊目『国家の為政者よ　使命感をもって国家と国民を必死で守り切ろう!!』

という内容になっています。

そこに共通している「全力で、そして必死で守り切ろう!!」ということですが、その意味は、組織のトップは「利他の心の実践者であれ」ということです。

職業会計人は徹底して中小企業を守ること。

中小企業経営者は徹底して会社と社員と社員の家族を守ること。

為政者は徹底して国と国民を守ること。

その実現にこそ、利他の心の実践が必要であり、それがトップの役割、使命という内容になっています.

3冊が１セットに

ビジョンなき組織は常に崩壊する運命にあり!!

１　職業会計人への提言書として

職業会計人の使命は顧問先（中小企業）を守ること。

そのためのミッションは経営指導にあり。

所長の決断が事務所の存続を決める。

２　中小企業経営者への提言書として

社長の役割は会社を守り社員を守り続けること。

経営の全責任は社長一人のみにある。

３　政治家、国民への提言書として

ビジョンなき国家は亡ぶ。

政治家は自分の命に代えても国家国民を守るために国家ビジョンを示し具体的に行動せよ。

お薦め

時代を創ってきた人は、常に「困難な時こそ、変革の好機」と捉えてやってきています。そういうトップの在り方が今、求められています。そのためにトップは、「ビジョンなき組織は常に崩壊する運命にあり!!」という教訓の中で、組織が進むべき方向、メンバーが夢や希望が抱けるビジョンを示す必要があります。

そこで重要なのは、トップとメンバーがビジョンを共有し、それぞれの力を合わせて具体的に行動することだと考えます。

人は決して、自分一人で生きているのではないということです。自分と家族、社員と会社、国民と国家の関係もそうです。「自分には、そんな組織は関係ない」という考えの人もいます。ただ現実には、それぞれが繋がっています。共同体の中に生きていると言えます。

著者は独りよがりの人間を「スマホ人間」と呼んでいます。人との関係性の中で生きていながら、それを感じない「今だけ、自分だけ、お金だけ」の人のことです。

それではいけない。大切なのは組織のトップに改革を求めると同時に、自分は人間としてどう生きるのかを自分自身にも問う必要があると思います。そういうことも、同時に著者は問うています。

ここでも大切なのは「利他の心の実践者であれ」と著者は訴えています。

著者

神野 宗介

法学修士、尚美学園大学大学院 教授（元）、税理士、経営参与士、社会保険労務士、行政書士

昭和１６年６月、福島県二本松市に生まれる

昭和４０年３月、中央大学商学部卒業

昭和４０年８月、税理士試験合格

昭和４１年２月、神野税務会計事務所開設

昭和４５年６月、株式会社ＴＫＣ入会

昭和５１年１月、株式会社日本パートナー会計事務所設立、代表取締役社長就任

平成１４年３月　中央大学法学部大学院法学研究科博士号修士課程修了

平成１９年４月　尚美学園大学大学院　総合政策研究科教授　就任

現在、税務会計研究学会正会員、租税理論学会正会員、日本税法学会正会員、日本税務会計学会会員、日本中小企業学会正会員、アジア経済人会議会員、会計事務所後継者問題研究会会長、全日本人事ＭＡＳ協会理事長

㈱日本パートナー経営参与事務所　代表取締役

日本パートナー税理士法人　代表社員

日本パートナー社会保険労務士法人　代表社員

日本パートナー行政書士法人　代表社員

㈱JPA国際コンサルタンツ　代表取締役会長

㈱パートナーバンク２１　代表取締役会長

一般社団法人　日本租税正義研究学会　会長

一般社団法人　日本経営参与協会　会長