書籍のご案内

勝利の道を行く ナンバー2になれる人 なれない人

勝利の道を行く ナンバー2になれる人 なれない人

ISBN978-4-88471-828-2

著者:染谷和巳 畠山裕介 & アイウィルペンダント

定価:1,760円(税込)

46判 264ページ ソフトカバー

ナンバー2に求められる資質は、決してナンバー2だけのものではない。全社員が共有することでより健全な会社経営が可能となる。

内容

歴史上の多彩なナンバー2の考え方と行動は痛快な読み物である。と同時に現在の会社経営と社員の生き方の参考になる。社員としてどうすれば山の頂上に立つことができるのか。本書はそこへ至る〝道〟を示す。

ナンバー2を育てるには、社長が候補者を直接指導するのも一つの方法だが、第三者が会社を支え、社長を補佐するナンバー2はかくあるべしと助言するのも効果がある。本書はその目的で書かれている。

第二部の歴史上の人物に学ぶに続き、第三部では、「ナンバー2を社内で探して育てる」「ナンバー2の第一条件・忠誠心」「社長を裸の王様にしてはならない」「補佐という任務」「〝攻めと守り〟のバランスがとれた会社に」「大局観と先見性を磨く」「死と税金と教育について」「強く賢くやさしい人に育てる教育を」と続く。

組織の一員である人間としてどう生きるか。その人生学の思想が根底にある。

競争にも勝ち負けあり

どんな競争にも勝ち負けがある。

敗北は悲惨である。戦争に負ければ国が滅びる。自由と人権だけでなく、文化も言語までも根こそぎ失うこともある。会社は倒産する。個人は負ければ職を失い、路頭に迷う。プロスポーツの選手なら収入が激減する。

よって勝負は勝たなければならない。

しかし「勝つことばかりが大切なのではなく、負けることもまた大切である」(天艸(あまくさ)義照作「囲碁賛歌」より)。

負ける体験は貴重である。屈辱と劣等感が〝負けじ魂〟を育む。厳しい競争に耐え抜く精神ができる。負けた原因を追求して欠点を改める。勝とうとする意志が強くなる。つぎは勝てる、再起の機会は必ず来ると信じるようになる。

負け組の泥沼から這い上がって勝利をつかんだ人は、人間の幅ができる。人に対してやさしくなる。一人前の大人の風格が備わる。指導者としてナンバー2として成功する人物になる。

目次

まえがき

第一部 ナンバー2の使命

一 章  会社を勝利に導く経営者

二 章  これがナンバー2だ

三 章  ナンバー2になれる人 なれない人

第二部 歴史からナンバー2の生き方を学ぶ

四 章  歴史に残るナンバー2

五 章  すぐれた番頭がいる会社が伸びた

六 章  戦国武将のナンバー2

七 章  武士道の忠誠心の礎を作ったナンバー2

八 章  忠誠心を貫いたナンバー

九 章  春秋戦国時代のナンバー2

十 章  偉大なり! 〝女力〟

十一章  仕事そのものが補佐の職業

十二章  スーパーダイエーの悲劇

第三部 誇りを持ってナンバー2になろう

十三章  ナンバー2を社内で探して育てる

十四章  ナンバー2の第一条件・忠誠心

十五章  社長を裸の王様にしてはならない

十六章  補佐という任務

十七章  〝攻めと守り〟のバランスがとれた会社に

十八章  大局観と先見性を磨く

十九章  死と税金と教育について

二十章  強く賢くやさしい人に育てる教育を

二十一章 パートあがりの主婦社員の〝正体〟は

二十二章 補佐役に求められる具体的思考と行動

二十三章 エピローグ

求められる資質

ナンバー2とは、どういう存在なのか。第二章に「これがナンバー2だ 副将八訓」がある。社長がナンバー2に求める姿を8つ挙げている。会社の創業期や規模がごく小さいときには、社長が全ての役割を果たす。

会社を発展させ継続させていくには、どうしてもナンバー2が必要になる。

ナンバー2を育てるには、社長が候補者を直接指導するのも一つの方法だが、第三者が会社を支え、社長を補佐するナンバー2はかくあるべしと助言するのも効果がある。本書はその目的で書かれている。

経営者、幹部、そして社員がナンバー2の在り方を知ることは、会社を守り社員を守るために大いに役立つ。人財育成のためにもお薦めしたい。

著者は、人を支えること、助けることに喜びを感じる人が優れたナンバー2になれるとして、求められる資質を3つ挙げている。

1.会社に対する忠誠心

2.トップを補佐する責任感

3.大局観と先見性

それに国と祖先を誇る心を加えれば完璧!! と。

著者

染谷和巳(そめや かずみ)

昭和16年東京生まれ。東京教育大学(現筑波大学)卒。昭和63年、教育の㈱アイウィル設立 代表取締役社長、平成28年より主宰。

著書「指導者として成功するための十三の条件」(高木書房)「上司が『鬼』とならねば部下は動かず」(プレジデント社)他。

畠山裕介(はたけやま ゆうすけ)

昭和26年広島生まれ。法政大学卒。昭和63年㈱アイウィル設立に参加、令和4年6月まで専務取締役。

著書「和文力を身につけると仕事がうまくいく」「こんな社員になりなさい」(いずれもC&R研究所)。

アイウィルペンダント

染谷昌克 兼頭康二 坂口英生 浜中孝之 正木 元 横谷大輔 緑川摂也 酒井正子 坂本利江子

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