推薦

日本財団職親プロジェクト発起人代表、千房株式会社代表取締役会長　中井政嗣氏推薦。

感動大賞を受賞

長原さんが社長の株式会社ドリームジャパン北海道は、令和４年９月３日に開催された『致知』第11回社内木鶏全国大会で感動大賞を受賞しました。

内容

本書の主人公は株式会社ドリームジャパン北海道の社長・長原和宣さんです。20代で重度な覚醒剤中毒に陥り逮捕れた前科者でもあります。その長原さんは現在、自社において積極的に前科者を雇用するとともに、日本財団職親プロジェクト北海道支部長として前科者就労支援を軸にした更生保護活動を、全国展開を視野に行っています。

長原さんは、なぜ前科者雇用に積極的に取り組んでいるのか。

自身が、立ち直るために、何をしてきたのか。

その過程における自分自身との闘い、心の葛藤、そして氣づきなどを取り上げています。

まさに前科者を更生へと導くヒントが、たくさん詰まった内容になっています。

それに止（とど）まらず、自分を変えたいという一般の人にもためになる内容です。

なぜなら、長原さんが立ち直る過程で掴み取ってきた〝生き方〟は、人が生きるうえで最も基本となる大切な生き方だからです。

その証拠に、少年院や刑務所、保護司会などの更生関係だけでなく、学校などの教育関係、経営者の会合や社員教育などでも講演を乞われているからです。

その最も基本となる〝生き方〟とは、どういう内容なのか。

それは、学歴とか技術とかは一切関係なく、「誰もが実践できる、当たり前のことばかりです」と長原さんは言います。体験から得た学びを細かく紹介しています。

目次

まえがき

第１章　人には立ち直れるチャンスが必ずある

第２章　決めたら正直に素直に感謝の氣持ちでやり続ける

第３章　前科者として　雇用主として

（前科者が）世の中・社会で成功させていくには（10項目）

雇用主としての取り組み（10項目）

第４章　前科者の恩送り

第５章　縁ある限りサポートし続ける

あとがき

前科者が、世の中・社会で　成功させていくには（10項目）

１．覚悟 ―決める―

２．前に進めることに感謝の心を持つ

３．何事においても、真剣に全力で生きる

４．素直に正直に生きる ―約束を守る―

５．明るく元氣の良い節度ある挨拶をする

６．服装身だしなみを充分整える

７．頼まれ事は「はい、よろこんで!!」

８．報告・連絡・相談

９．自分という人間を成長させる

10．謙虚に生きる

雇用主としての取り組み（10項目）

１．前科者の心の独りぼっちをつくらせない

２．前科者雇用を決める

３．準備として身元引受人となり住まいの提供が必要

４．会社内で前科者雇用を知らしめる

５．経営のリスクも考慮に入れる　雇用主の試されごと

６．雇用に際し前科者の意志を確認する

７．採用を決めた以上は全力で責任をもってサポートする

８．会社は前科者を雇って終わりではない

９．会社が経済的に安定していること

10．今度は自分がリーダーになろうと夢を語る

長原和宣

昭和43年４月10日　帯広市生まれ。昭和59年３月　帯広市立第六中学校卒業（現・帯広市立翔陽中学校）。昭和59年４月　私立白樺学園高等学校体育コース入学、昭和61年４月、同校退学。

昭和61年７月　陸上自衛隊入隊。昭和62年４月　静岡県立小山高等学校定時制課程編入学、平成２年３月、同校卒業。平成６年４月　陸上自衛隊除隊。平成６年４月　静岡佐川急便入社。

平成13年４月　長原配送創業、平成19年６月、法人化。平成19年８月　中小企業家同友会入会。

平成20年５月　盛和塾人塾。平成28年５月　帯広市倫理法人会入会。

平成31年1月　株式会社長原配送を、株式会社ドリームジャパンに商号変更。令和３年３月　グループ会社ドリームジャパン北海道を設立。

令和３年４月　日本財団職親プロジェクト北海道の支部長に就任。会社経営と共に、前科者就労支援を軸にした全国展開を視野に更生保護活動に力を入れている。

令和４年９月３日　『致知』第11回社内木鶏全国大会で感動大賞を受賞。 講演依頼も承っている。

著者

昭和 20 年２月、新潟市生まれ。昭和 42 年工学院大学卒。金属会社に勤務後、昭和 63 年、世に灯りを点じるとして結成された「漁火運動」に参加。平成３年より㈱高木書房 代表取締役。ライターでもある。

著書に『湘南やまゆり学園〝小山昭雄〟願いは保育でない教育』、『走りながら考える男　福嶋進 世界一を目指す』、『神業』、長原和宣第１弾『長原さん、わたしも生まれ変わります』、長原和宣第２弾『素直に行動　素直に生きる』（いずれも高木書房刊）。