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神々の試練    世界のシャーマンに認められた男    ― ヨーロッパ紀行 ―    (ワン コイン ブックス 3)

神々の試練    世界のシャーマンに認められた男    ― ヨーロッパ紀行 ―    (ワン コイン ブックス 3)

ISBN978-4-88471-454-3

著者:杉本錬堂

定価:550円(税込)

文庫判 ソフトカバー 96ページ

本書はワンコイン・ブックスのシリーズ1『― 少年期・青春期1 ―』、シリーズ2『― 青春期2―』に続く、シリーズ3です。当初の予定を変更して、番外編となっています。

番外編の説明
当初のシリーズ3は「青年期」が予定だった。しかし今年(平成29年)ヨーロッパに指導で出向いたことで、初めて行った時のことが鮮明に思い出され、今回の発行に至った。
2000年、新世紀創造祭における世界温泉博で、錬堂先生は仲間と一緒に温泉文化研究会のブースを出していた。そこへ4人のドイツ人がやってきて、日本の温泉文化を体験したいと懇願された。42度、40度、38度の温度帯があるヒノキの柱で区切られている温泉場に案内し、日本の温泉療法を体験してもらった。その1週刊後、なんとドイツからヨーロッパへの招待状が届いた。本書はその旅で体験した出来事を綴ってあるが、思わず笑ってしまう部分もある。なんとも楽しい、そして日本の温泉文化の素晴らしさにも気づくヨーロッパ紀行になっている。

目 次

第四章 天地人
序章
世界温泉博でドイツ人四人に日本の温泉文化を紹介
ドイツからドイツへの招待状が届く
悪天候で飛行機が飛ばない時…踊ろうぜ
預けた荷物が届かない
ベルリンからツアーブライフェに向う
トルコハマムというトルコ風呂に感激
粗めの塩、熱めのスチーム、そして蜂蜜……
熱い、冷たい、サウナを使ったラシアン・ハマム
何万年前からの木々の葉の堆積を活かした泥風呂
お返しに試みたトルコハマムで「ボナバ」
明日のマイソウの時間をやってもらえるか?
砂風呂に似たマツボックリと松の葉の風呂
浴槽に谷川の水を入れそこに焼けた石を入れる
温浴文化はラドン鉱石の山にあった
北イタリアの山奥で行う山草セラピーへ向かう
もうセラピーの時間は終わってしまいました
リトルブッダ、是非私達のセラピーを体験して
「あーーーーー至福の時間」
恍惚感の後に窓から見えたアルプス絶景の風景
後 記

後記
この視察旅行で私はかなりの刺激を受けた。そして改めて感じたことは、日本と西欧の温泉療法の違いだった。
西欧の温泉療養は充実した施設と人の優れたサービスで成り立っているが、日本は基本的に、人にしてもらうのではなく自分のからだは自分でする湯治というセルフメディケーションの誇るべき文化があることだった。
これからの時代、団塊の世代が高齢化してこのままでいくと、医療費が膨大な事になってしまう。
今からからだの痛みぐらいは自分で治すセルフメディケーションを目指さないと大変な事になってしまう。
それは日本だけの問題ではなく世界的な問題であるから、湯治で行うセルフメディケーションは、世界が求める救世主となるぐらいの事なのだ。
それを本質的な日本人は……知っている。
その兆候として最近、国内において代替医療、セルフケアなどの言葉をチラホラと聞くようになっている。
今まで国内においては海外の横文字のセラピーが巷に溢れていたが、これから日本の健康文化が世界広がる時が来ているのだ。

杉本錬堂(すぎもと れんどう)
1950(昭和25)年 静岡県伊東市生まれ 。
海上自衛隊を経てパティシエとなり『菓子の木』を開業( 27歳)。45歳から天城流湯治法としての健康法及び温泉療法をまとめ始める。
2001年、NPO法人錬堂塾を設立。2007年(57歳)1月から全国行脚を開始、4月にはペルーで開かれた世界民族長老会議に日本からのオブザーバーとして参加。
現在は、天城流湯治司として世界を股にかけ年間300日を超える旅を続けている。
書籍 『「TO-JI EXERCISE」湯治エクササイズ』bio magazine 発行
    『神業 世界中の凄腕の治療家達が認めた天城流湯治法とは?』

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