10代からのサステナブル

持続可能な社会をめざして

世界中の人が、戦争など願っていないのに戦争がなくなりません。

国連は、持続可能な世界をめざしエスディジーズ(SDGs)「持続可能な開発目標」を採択しました。そして2030年までの国際社会共通の行動指針(アジェンダ)と17の目標を掲げました。

めざすのは「誰一人取り残さない」世界の実現です。

「誰一人取り残さない」とは、全世界の人々が対象です。戦争になっている地域、国の人達も含まれます。そういう現実があることは国連でも分かっているはずです。

分かりながら、「誰一人取り残さない」をスローガンにするのは、善意で解釈すれば「願い続けなければ、永遠に願いは叶わない」ということでしょうか。

また、実現不可能と思われるかもしれないが、できることは前向きに取り組んでいこうということかもしれません。

SDGsが掲げる17目標の中で、日本が世界に見本を示すことができることがある。それを10代の頃から学び、世界の見本となる社会を築き上げていこうと、『10代からのSDGs』(野田将晴著)の趣旨をそのままに、改題し本書を発行した次第です。

その意味を、ぜひとも学び取っていただきたいと願っています。